- コンセプトが決まっていない
- 方向性が決まっていない
- 差別化できていない
- 強みが分からない
あなたのブランドの「コンセプト」と「目的」は決まっていますか?
まだ自分のサービスやビジネスの方向性が決まっていないフリーランス・個人起業家の方向けの記事です。
ちょっと分かりにく「コンセプト」「目的」の違い、個人で選ばれる為の「お客様に響くコンセプト」の決め方や考え方を本記事では解説しています。
- コンセプトと目的の違い
- コンセプトの重要性
- コンセプトの決め方と考え方
- コンセプトの注意点
コンセプトと目的の違い
コンセプトとは
「考え方や想い」のこと。ブランド全体で統一されている考え方を表現したものです。「概念」や「理念」とも言われています。
例:旅のコンセプトは「その土地の食べ物と風景で自然を感じる旅」
目的とは
「ゴール」のこと。コンセプトと同じように思われている方もいますが、目的は最終的なゴールになります。
例:旅の目的「北海道一周旅行」
コンセプトと目的が同じでも、意味が違う
コンセプト「リラックスできるカフェ」と目的「リラックスできるカフェ」では、意味が違ってきます。
「リラックス」をキーワードにサロン内装や雰囲気・サービス内容など全体を統一する考え方のことを表す
来店したお客様に、落ち着いた空間で「リラックス」した時間を過ごしていただくことを表す
似ているようで、ニュアンスが違いますね。
コンセプトの重要性
なぜコンセプトが必要なのか?
それは、「世界観」「ターゲット」「サービス」を統一させるためです。
この3つの方向性がバラバラだったら…お客様にどんな印象を持つのでしょうか?
あなたのサービスや想いがバラバラに見えて、魅力が伝わらないかも知れません。
競合者や同業者と同じサービスでも、想いや考え方(コンセプト)は違います。
あなたの思いや考えをコンセプトにして発信することで、他社との違い・差別化を図ることができます。
お客様に響くコンセプトの決め方
コンセプトの決める時に大切な考え方を、手順と共に解説して行きます。
①競合や同業者をリサーチする
まずは競合者や同業者のリサーチをしましょう。
自分と似ているスキルや経験を持っている「競合者」や、同じような業種やサービスをビジネスにしている「同業者」から、あなたのお客様のニーズを知る事が大切です。
- お客様が何を求めているのか?
- どんなサービスが選ばれているのか?
- どんなコンセプトで発信しているのか?
良いと思ったことや共感できたところ、分かりにくいところ、また改善点など
お客様の立場になって競合者と同業者を見ることができます。
競合や同業者を参考に、自分のサービスに活かしましょう!!
②ターゲットを決める
リサーチで見えてきたニーズからターゲット決めましょう。「女性・40代・主婦」では、ターゲットが広くコンセプトを考えることが困難です。
オススメはターゲットを1人に絞ること。ターゲットの1人を「ペルソナ」と言います。
- どんな性格なのか?
- どんな価値観を持っているのか?
- どんな生活習慣なのか?
細かく設定してターゲットを明確にすることが大切です。
③ターゲットの悩みを書き出す
ターゲットが明確になると、悩みが見えてきます。「ターゲットがどんなことに悩んでいるのか?」を書き出してみましょう。
ビジネスの基本は「人の悩みを解決すること」
悩みを解決する為に、人はサービスを利用します。
「ターゲットの悩みが分からない」という方は、まだターゲットが絞りきれていない可能性が考えられます。ターゲット(ペルソナ)の設定から見直してみてください。
④ベネフィットを見つける
ベネフィットとは、あなたのサービスを受けたことで得られる利益のことを言います。
ターゲットの悩み:「痩せたい」
あなたのサービス:トレーニングサポート
メリット:ワンツーマンで続くトレーニング・−5kg痩せられる
ベネフィット:水着をカッコ良く着こなす
お客様は「ダイエットの方法を知る」事が目的でしょうか?
多くのお客様は「ダイエットの知識」ではなく、痩せて(メリット)得られる利益(ベネフィット)が目的です。
- ターゲットの悩みは?…「痩せたい」
- あなたのサービスから得られるメリットは?…「ワンツーマンで続くトレーニング・−5kg痩せられる」
- ターゲットが、メリットが欲しい理由は?…「もうすぐ夏だから、薄着になる前に痩せたい」
- それはなぜ?…「水着が着れる体型になりたい」
- それはどうして?…「好きな水着を着たい」
- それはどうして?…「自信持ってカッコ良く着こなしたい」
※こんな風に「なぜ」「どうして」と悩みを深掘りしてくと、ターゲットが本当に欲しいベネフィットが見えてきます。
⑤「悩みやベネフィット」から見た「サービスの特徴」をまとめる
悩みやベネフィットを書き出した後に、あなたのサービスの特徴と合わせて1つにまとめます。
その自分の考え方・ブランドの方向性を分かりやすくまとめた言葉が、コンセプトになります!
有名なパーソナルジムのRIZAPのコンセプトは「結果にコミットする」
「ひとりでは続かないトレーニングでも、トレーナーと一緒なら達成できる」
お客様に達成を届ける
そんな思いから、「結果をコミット(約束)する」をコンセプトになったそうです。
ブランドの方向性として何を大切にしているのかが、とても分かりやすいですよね!
「お客様に響くコンセプト」のポイント
お客様が…
- 分かりやすい
- 具体的である
- イメージしやすい
- 共感できる
- ストーリーが見える
あなたのコンセプトはいくつ当てはまりますか?
ポイントとなるのは『お客様が』と、お客様目線で考えることです!
「キャッチコピーのような、綺麗でオシャレな言葉はいらない」
コンセプトは「わかりやすく、正しく伝えること」が重要です。
コンセプトで、統一されたブランドに育てる
- ターゲットの悩みを、
- 価値観・考え方(コンセプト)で
- 寄り添い(サービス)、
- 利益(ベネフィット)で解決する。
コンセプトが、「お客様の悩み」と「サービス」を繋げます。
コンセプトに共感してもらい、”あなただから”とお客様から選んでもらえるブランドに育てていきましょう。
- あなたの考え方や大想いをお客様にわかりやすく伝わる
- ビジネスの「ゴール(目的)」までブレずに進む
- 「考え方(コンセプト)」が、差別化となる
コンセプトを発信して、お客様に伝える
コンセプトは、あなたの思いや考え方。そして価値観を表しています。
これからお客様になるユーザーに、SNSやブログで発信していきましょう!
発信する時に、コンセプトの言葉だけでは伝えきれないことをサポートするのが
デザインの役割です。
コンセプトや思いをデザインと一緒に届けてみませんか?
画像制作・インスタ投稿テンプレートのデザインも行なっています。
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