「発信しなきゃ」から卒業!「伝えたい」に変える3ステップの整理法

「発信しなきゃ」から卒業!「伝えたい」に変える3ステップの整理法
こんな記事です

「発信しなきゃ」と義務感で続けていた発信を見直し、「これ伝えたい!」と自然に言葉が出てくる状態へ整えるための3ステップを紹介します。

こんにちは、関根みさきです。

女性起業家さんの「迷い」を整理して、自分らしい働き方へとつなげるビジネス整理サポートをしています。

起業家にとって「発信」って、欠かせないものですよね。

発信しなきゃ、見つけてもらえない。
発信しなきゃ、サービスを知ってもらえない。
発信しなきゃ、申し込んでもらえない。

気づけばいつも、「発信しなきゃ」が頭の中に…

私は以前、まさにそんな日々を過ごしていました。

重い腰を上げて投稿しても、反応はイマイチ。
頑張っているのに集客には繋がらない。

「もう何を発信したらいいのか分からない…」と悩んでいました。

「文章が下手なのかな?」「デザインが良くないのかな?」と落ち込み、
同業の人を真似したり、流行りの投稿方法を試したり…。
でも、思うような結果は出ませんでした。

そして残ったのは、「発信しなきゃ」というプレッシャーと、
思うようにできない自分への罪悪感。

でも今思えば、発信がうまくいかなかった原因は、
“発信内容だけ”の問題じゃなかったんです。

本当の原因は、発信の基本設計や方向性が整理できていなかったこと。

今回は、そんな「発信しなきゃ」の気持ちから抜け出して、
「伝えたい」と自然に言葉が出てくるようになる、3つの整理法をご紹介します。

目次

自分のペースで発信で「伝えたい」に変える3ステップ

ここからは、発信を見直して「発信しなきゃ」から「これ伝えたい!」に変えるための、3つの整理ステップを紹介します。

焦らず、ひとつずつ考えていくことで、自分らしい発信の軸が見えてきます。
ノートに書き出しながら進めてみるのもおすすめです。 ✍️

STEP1:基本設計

まずは、発信の“土台”となる部分を整理していきましょう。
このステップを整えることで、発信の方向性が明確になり、次のSTEP2・3の軸にもつながります。

1.ツールの目的

ツールの目的とは、発信を通して「お客様にどんな行動や感情を持ってもらいたいのか」ということです。

多くの起業家さんは「集客」と答えますが、実はそれだけでは少し曖昧です。
もう少し具体的に考えてみましょう。

  • あなたを知ってもらうため?
  • サービスに興味を持ってもらうため?
  • 信頼してもらうため?
  • 親近感を持ってもらうため?
  • 申し込んでもらうため?

お客様があなたを知ってから申し込むまでには、いくつもの段階があります。
使っているツールが「どの段階の役割を担うのか」で、発信の内容や見せ方は変わります。

改めて、「このツールでは何を一番の目的にするのか」を明確にしてみましょう。

2.ターゲット

次に、どんな方に向けて発信しているのかを整理します。

「性別・年齢・職業・ライフスタイル」など、さまざまな絞り方がありますが、特に大切なのはこの2つ。

① どんな悩みや考えを持っている人なのか?
② あなたの発信を見て、何を感じ、どう行動してほしいのか?

つまり、発信を見る前(Before)と、見た後(After)を想像すること。
この視点を持つことで、言葉選びも自然と変わっていきます。

3.コンセプト

最後に、このツールで「どんな価値を伝え、どんな印象を持ってもらいたいか」を整理します。

コンセプトは、いわば発信全体の“空気感”や“世界観”を決める軸
「信頼感のある専門家として見せたい」のか、
「身近で親しみやすい存在として届けたい」のか、
どんな印象を持ってもらいたいかで、言葉やデザインのトーンも変わってきます。

その“印象のゴール”を決めておくと、発信に一貫性が生まれます。

STEP1まとめ

ここまでで、発信の土台となる「誰に・何を・どんな目的で」伝えるのかが整理できました。
次のステップでは、実際に今の発信を振り返り、「どんなズレやモヤモヤがあるのか」を見直していきましょう。EP3「これからの発信」に自然につなげやすくなります。

STEP2:今の発信について

基本設計が整理できたら、次は「今の発信」を見直していきましょう。

ここでは、“現状を知る”ことが目的です。
「ちゃんとやってるのに反応がない…」という時も、実は“ズレ”が生まれているだけの場合が多いんです。

焦らず、今の発信を客観的に見てみましょう。

1.どんなテーマで発信しているか?

今まで投稿してきた内容を、ざっくりでいいので書き出してみましょう。
(例)〇〇についてのお役立ち情報/お客様の声/サービス紹介/日常のつぶやき/自分の想いなど。

書き出したあとで、「これは誰に向けた発信だったかな?」と見返してみるのがおすすめです。
意外と“誰に向けた発信か”がバラバラになっていることも多いです。

2.投稿を見た人はどう感じる?

自分の投稿を、お客様の立場で読んでみてください。

「これを読んで、どんな気持ちになるだろう?」
「次にどんな行動をしたくなるだろう?」

この視点を持つだけで、発信の内容が一気に変わっていきます。

特におすすめなのは、“最近の投稿”ではなく“少し前の投稿”を見返すこと。
投稿日から時間が経っていると、客観的に見られるようになります。

3.届けたい相手に届いている?

発信は“出すこと”よりも“届くこと”が大切です。
そのためには、使う言葉や投稿の見せ方も重要です。

たとえば、
・専門用語が多くて難しく感じないか?
・自分目線の発信になっていないか?
・理想のお客様が共感できる話題を選べているか?

このあたりを見直していくと、“伝わる発信”に近づきます。

STEP2まとめ

STEP2では、うまくいかない原因を探すのではなく、「今の発信がどんな状態なのか」を整理するのがポイントです。

ここを整えておくと、次のSTEP3「これからの発信」に自然につなげやすくなります。

STEP3:これからの発信について

ここまでで、発信の「基本設計」と「今の発信の現状」を整理できました。
最後は、「これからどんな発信をしていきたいか」を明確にしていきましょう。

このステップで大切なのは、“理想”よりも“今の自分にできる形”を選ぶこと。
完璧を目指すよりも、「これなら続けられそう」と思える範囲で整えていくのがポイントです。

1.心地よい発信スタイルを見つける

  • どんなテーマの発信をしている時に、「これ伝えたい!」と心地よく感じますか?
  • また、どんな気持ちで発信していたいですか?
  • どんな発信をしている時が、ストレスなくスムーズに進んでいますか?

自分の“心地よさ”を知ることで、
「自分」と「発信すること」とのちょうどいい距離感をつくることができます。
その距離感を大切にすることが、無理なく続けるコツです。

2.目的に沿ったテーマを決める

STEP1で整理した「発信の目的(ゴール)」を思い出してみましょう。
その目的に向かって、どんなテーマの発信が一番効果的でしょうか?

たとえば…
・サービスに関するお役立ち情報
・日常で感じた気づきや想い
・お客様の声や実績紹介 など

あれもこれもと投稿頻度や投稿数を増やす必要はありません。
目的に合った“優先度の高いテーマ”から発信していくことで、
伝わる発信へと変わっていきます。

3.まずは“小さく始める”

いきなり完璧な計画を立てる必要はありません。
まずは「これなら今の自分にもできそう」と思える、小さな一歩から始めてみましょう。

たとえば、
・週に1回だけ投稿してみる
・1テーマを1ヶ月かけて深めてみる
・フォロワーに向けて1つの質問を投げかけてみる

そんな小さな行動でも、続けていくうちに「これ伝えたい!」が少しずつ増えていきます。
大事なのは、無理なく続けながら“自分に合うペース”を見つけていくこと。

発信は「積み重ねた人ほど、自分の言葉が育つ」プロセスです。
焦らず、一歩ずつ育てていきましょう。

STEP3まとめ

これからの発信を考えるときは、「理想の形」ではなく「今の自分にできる形」を大切にしましょう。

心地よく続けられる発信こそが、あなたらしさを一番よく伝えてくれますよ^ ^

【まとめ】「発信しなきゃ」から「伝えたい」に変える3ステップの整理法

本記事では、「発信しなきゃ」と義務感で続けていた発信を見直し、「伝えたい!」と自然に言葉が出てくる状態へ整えるための3ステップを紹介しました。

「発信しなきゃ」から卒業!「伝えたい」に変える3ステップの整理法
  • ツールの基本設計を整理する
  • 今の発信について振り返り、整理する
  • 今後の発信について発信テーマと計画を整理する

「発信しなきゃ」と焦る気持ちは、誰にでもあるものです。
でも本来、発信は“義務”ではなく、自分やサービスとお客様を繋げる”手段”であり”コミュニケーション”です。

私は基本設計を整え、今の発信を客観的に見直し、「これからの自分に合う形」を選ぶことで少しずつ“伝えたい”という気持ちが戻ってきました。

無理に頑張らなくても大丈夫。
あなたの言葉は、あなたのペースで十分に価値があります。

もし一人では整理が難しいと感じたら、一緒に見直してみませんんか?

ワークショップのお知らせ

▼ ワークショップの詳細・お申し込みは、下の画像をクリックしてください▼

発信の見直しで自分に合う発信を見つける女性起業家向けワークショップ

目次